シルエットリフトは、顔面の垂れ下がった脂肪組織を、アメリカ製の特殊な糸を埋め込むことで吊り上げます。他院で行われている、所謂ロシアンリフトを、アメリカ製の糸を使用して信頼性を高め、独自の改良を加えています。傷は針穴のみで、注射感覚での処置です。従来の、切開が必要なフェイスリフトより、腫れも非常に少ないのが特徴です。費用は、処置箇所によって異なります。
これまで、何年もの間、世界中の美容外科医は、フェザーリフ
ト、スレッドリフト、APTOSなどと呼ばれている、ギザギザの糸を使用して、切らないフェイスリフトを行ってきました
。これらのギザギザの糸は、2−0という太さの規格のポリプ
ロピレン(プローリン)の糸を、カミソリの刃などの鋭い刃物で、切込みを入れてトゲを作成したものです。呼び名は異なっていても、これらの糸は、いろいろな国で同じ製法が採られていま
す。ある医師は、型を作成して、ギザギザを自分の好みの位置
や数にして自作しています。
当院でも、この糸を使ったフェザーリフトを3年以上にわたって採用していました。しかし、このギザギザの糸ですが、糸の端をどの深さのところで切るかが、非常に難しく、患者の皮膚
や皮下組織の性質に応じて、結果に差が出やすいのが現状です。糸の端を深いところで切った場合、リフト効果が弱く、浅い
と断端が飛び出してきます。また、皮膚に近すぎるところに入
れた場合、顔の表面に凸凹を作ってしまいます。
さらに、文献によると、糸を摘出するときには、ギザギザの棘のところから、糸が切れたり縦に裂けたりすることがあります。そうすると、中に糸が残り、それが顔面を移動していってし
まいます。ギザギザの棘は、チクチクする感覚の原因になることもあります。この棘が、皮下で逆方向に折れ曲がったり、外れたりすると、リフト効果が非常に弱くなります。
以上の合併症の可能性を考えて、当院ではフェザーリフトから、もっと新しくて、安全で効果の高い方法である、シルエットリフトへと、術式を進化させました。
1)切れ込みが無いので、切れにくい
この、シルエットリフトは、切れ込みを入れて作成した糸ではありません。したがって、物性的に安定しており、より切れに
くく、リフト効果が弱くなることがありません。
2)棘がありません
シルエットリフトの糸の断面は、完全に円形です。棘がないので、術後、いつまでもチクチクする感覚が続いたりしません。
3)コーンがリフト効果を増強
シルエットリフトの糸には、吸収性(体内で溶けてなくなる)の、やわらかいコーン型の支えが取り付けてあるため、少ない本数の糸で、より広範囲の、
強く長持ちするリフト効果が得られます。コーンが吸収されてしまったあとは、糸の周囲に新生した組織
が、細かく並んだ結び目の周りにしっかりとくっついており、
リフト効果を維持します。
4)皮下での移動がありません。
シルエットリフトの糸の太さは、3−0という、2−0よりも一回り細い糸の規格です。結び目が小さく、ゴロゴロしたりしません。
5)糸を摘出したいときには、安全に取り去ることができます。
シルエットリフトはギ
ザギザの糸のように、途中で切れたり、棘が残ったりすること
は、ありません。
6)費用は、¥630,000(中顔面)〜¥840,000(中顔面+下顔面)(税込)です。

シルエットリフトの平均的術後経過
手術翌日 |
:処置部分がむくんだ感じ。再診後、洗顔・洗髪・化粧可能。 |
3日目 |
:腫れが、約80%消失する。 |
1ヶ月目 |
:再診。自覚症状として、軽い違和感がある。 |
3ヶ月目 |
:本当の効果が現れ、違和感等も、ほぼ消失する。 |
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